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世界の終わり 仲條拓躬

2025/07/14 (Mon) 15:24:43


(N・K・ジェミシン 『第五の季節』小野田和子訳、東京創元社) 4月の出ていない暗い秋の夜、北半球で夜空を見上げると、大きなW形をしたカシオペヤ座が見つかる。そのWの下側にあたる空を2~3秒見つめていると、空が十分に暗ければ、満月と同じくらいの幅の、薄ぼんやりした雲塊が見えるはずだ。

そのぼんやりした雲塊が、アンドロメダ銀河である。それは約1兆個の恒星と一つの超大質量ブラックホールをもった、巨大な渦巻き形の円盤で、秒速110キロメートルで私たちに向かって突進している。40億年ほどすると、アンドロメダ銀河と、私たちの天の川銀河は衝突し、華々しい光のショーが起こるだろう。

恒星たちは、もともと進んでいた方向から四方八方へと逸れ、宇宙の中を優美な弧を描きながら次々と飛んでいくだろう。それぞれの銀河の中で漂っていた水素が突然ぶつかり合い、新たな恒星が爆発的に生まれることもあるだろう。双方の銀河の中心にあるブラックホールは休眠から覚め、周囲のガスを発光させはじめる。

やがてこの二つのブラックホールは、混乱の只中で衝突し、互いにらせんを描きながら融合することだろう。ものすごい強度の放射と高エネルギー粒子のジェットが、ガスと恒星がカオス的にもつれあった塊を貫通するうちに、天の川銀河とアンドロメダ銀河が合体して、新たに「ミルクドロメダ (Milkdromeda) 銀河」が誕生する。

天の川 (Milky Way)とアンドロメダ (Andromeda) の名をとっての命名だ(訳注:現時点ではまだニックネームにすぎない。「ミルコメダ 〔Milkomeda〕銀河」ともいう)。この銀河の中心部には、一段と質量を増した新しいブラックホールの内部へと、もはや命運尽きた物質が渦を巻いて落下しながら放射する、強力なX線があふれるだろう。

この、銀河同士の途方もなく大規模な衝突のあいだも、そもそも恒星どうしの間隔は非常に大きいので、双方の恒星どうしが正面衝突することはほとんどないと考えられている。太陽系は、全体としてはどうにか存続するだろう。だが、地球はそうはいかない。

その頃までには太陽が赤色巨星のサイズに膨張しており、地球は著しく加熱されて海は干上がり、生命体につながりうるものは地表から抹殺されているだろう。しかし、もしも人類が科学と知恵を尽くして太陽系内のどこかに大規模な宇宙基地のようなものをつくって生き延び、この現象を観察していたなら、二つの巨大な渦巻銀河の合体は、10億年にわたって続く荘厳で美しいプロセスであるはずだ。

粒子のジェットと超新星爆発が落ち着いたころ、残った質量は、死にゆく古い恒星が集まった巨大な楕円銀河となっているだろう。異様に美しい天体ショーその只中にいる者にとっては大惨事だが、銀河どうしの合体は、宇宙全体では日常茶飯事で、はるか遠く離れたところから見物できるなら、異様に美しい天体ショーだ。

巨大な銀河が小さな銀河を引き裂き、共食いする。隣接する恒星系(訳注:複数の恒星が互いに重力を及ぼし合う力学系。連星、星団など) どうしが一体化する。私たちの天の川銀河には、数十個もの近隣の小型銀河を吸収してきた証拠が見つかっている星間衝突事故で生じた破片さながらに、いくつもの恒星の軌跡が、天の川銀河の円盤を取り囲むように巨大な弧を描いている様子が、いまなお観測できるのだ。

しかし、このような衝突は、宇宙全体としてはしだいに稀になっている。宇宙は膨張しており、宇宙の空間そのものがますます拡大しつつある空間内にあるものではなく、ものともののあいだの空間が広がっているのである。

これはつまり、孤立した個々の銀河と銀河団(訳注:銀河群は、厳密な定義はないが、3個から数十個程度以下の銀河が直径数百万光年ほどの範囲に集まっているもの。銀河団は、1958年のパロマー・スカイサーベイの定義を踏襲し、一般に、50個より多数の銀河が直径1000万光年程度の範囲に集まっているものとされる)は、平均して、互いにいっそう遠く離れつつあるということである。

それぞれのグループや集団の内部では、なおも融光年を越えたあたりからは、すべてが広がって離れ離れになっているように見える。

宇宙の夜明けから 仲條拓躬

2025/07/14 (Mon) 15:23:47


ガスに満ちた暗い宇宙から、銀河や恒星の光できらきらと輝く宇宙への移行をもたらした主な要因は、今日では「ダークマター」と呼ばれている、きわめて奇妙な物質です。あまりに奇妙なので、最も強力な衝突型粒子加速器の中でも再現することにはまだ成功していないといいます。

放射、水素ガス、そしてあちこちに点在する他の原初の元素からなる混合物の中に、この奇妙な「ダークマター」という物質が存在しているのです。「ダーク」という名前ではあるものの、実際に暗いわけではありません。むしろ、「見えない」のです。ダークマターはどうやら、光とはいかなるかたちにおいても相互作用しようとしないようなのです。

放射することも、吸収することも、反射することもない。我々にわかるかぎりでは、ダークマターの塊に向かって進む光は、その塊をただ通過してしまうだけです。だが、ダークマターがほんとうにすごいのは、それがほとんど重力相互作用しかしないことです。

普通の物質が自らの重力に引かれて塊として凝集しようとするとき、その物質は圧力をもつので、引かれることに抵抗して押し返す。しかしダークマターは、この力を感じることなく凝集することができるのです。光と相互作用しないことの副次的効果は、何物ともほとんど相互作用しなくなることです。

なぜなら、たいていの場合、物質の粒子同士の衝突は静電反発力に由来し、それが起こるには、光との相互作用が必要になるからです(光子は光の粒子ですが、同時に、電磁力を媒介する粒子でもあるため、何かが見えないのなら、その何かは電磁的な引力も斥力も経験しない)。電磁力も圧力も、ダークマターには働かない。

インフレーションが終わった時のゆらぎによってあちこちに生じた、高密度の物質の小さな塊は、放射、ダークマター、そして通常の物質の混合物を含んでいました。通常の物質には圧力があり、それが放射と混合状態にあったので、最初に重力によって凝集できたのは、圧力によって即座に反発して広がってしまうことがないダークマターだけでした。

やがて、宇宙がさらに膨張して、冷却していく物質から放射が分離して遠ざかると、ガスがこの重力の井戸の中に流入できるようになり、凝集して恒星や銀河を形成しはじめました。今日なお、最大の尺度における物質の構造銀河や銀河団が織りなす宇宙のウェブは、ダークマターの塊や筋の骨格によって支えられています。

宇宙の夜明けにおいて、これらの見えない塊や筋が最初に輝きはじめた恒星や銀河が光を放ちはじめて輝き、ウェブに沿って煌めいた。さながら、暗闇のなかの妖精の明かりのように。次に宇宙が大きな変貌を遂げたのは、非常に多くの恒星が発する光が宇宙を満たすようになったおかげで、宇宙の火の玉状態終了時には中性になっていた。

宇宙空間を漂うガスが、電離しはじめたときのことです。当時、恒星が発する光は非常に強く、水素原子をふたたび自由電子と陽子に分解してしまった。その結果、 光源である銀河の集合を包囲するように、電離した水素の巨大な泡がいくつも形成されました。

宇宙のいたるところで、これらの泡が成長しているというのが、「宇宙の再電離」時代の特徴である「再」というのは、ガスは最初にビッグバンのあいだに電離し、この時ふたたび恒星によって電離されているからです。この変貌は、10億年ごろに完了しましたが、今日では、観測天文学の最先端領域の一つとなっていました。

それがいつ、いかにして起こったかが、ようやく理解されはじめたばかりです。それから130億年近くが経ちましたが、そのあいだ、ものごとはほぼ変わらぬ推移をたどり、銀河たちが形成されては結びつき、超巨大ブラックホールがあちこちの銀河の中心で質量を増し、そして新しい恒星たちが生まれ、その生涯をまっとうしているのです。

そのような経緯があって、現在の宇宙があります。今日我々が見ている宇宙は、銀河が連なってできた、暗闇に輝く広大な美しいウェブです。我々自身の青と白の惑星は、中くらいの大きさをした黄色い恒星の周りを公転しており、その恒星は、あらゆる意味で、きわめて平均に近いのです。

はっきりした証拠はこれから見つけなければならないのですが、この平凡な銀河には生命体があふれているのかもしれません。遠い昔に爆発した超新星の破片が、数千億個の恒星の周囲をめぐる一つひとつの惑星の上に、生命現象の基本的な原材料を生み出している。

現在の推測によれば、惑星系の約一割で、表面に液体状の水を維持するのに適した大きさをもつと同時に、恒星からの距離も適正な惑星すなわち地球のような惑星が存在しているという。

観測可能な宇宙の全域に見えているその他の2兆個の銀河には、数え切れないほどの別種の生命体が存在し、彼ら自身の文明や芸術、文化、そして科学的取り組みをもっており、その誰もが彼ら自身の視点から宇宙の物語を語り、彼ら自身の原初の過去を徐々に発見しているのかもしれません。

それらの惑星一つひとつの上で、我々と似ていたり似ていなかったりする生命体が宇宙マイクロ波背景放射をかすかなノイズとして検出しているかもしれません。そしてそこから、ビッグバンの存在と、我々が共有する宇宙は永遠の過去から常に存在していたのではなく、最初の瞬間、最初の粒子、最初の恒星を経験したのだという驚くべき知識を導き出しているかもしれません。

これらの他の生命体たちも、我々と同じことに気づきつつあるのかもしれません。宇宙は定常的ではなく、明確な始まりがあり、また、必然的に、終わりもあるのだと。

誰も手を出さない満州 仲條拓躬

2025/07/14 (Mon) 15:22:23


未開の地の満州買収計画がどのような経緯でまとめられたのかは解明されていませんが、孫文が来日して、3回にわたって内閣を組織した桂太郎と会っています。その際、桂は孫文に対し、人口増加の勢いからも日本は満州に発展するほかない、と説いていました。

孫文はかねがね革命成就のためには満州を日本に譲ってもよいとの考えだったと言います。また、この桂・孫文会議のころ、桂は森恪に会い森に「キミは支那を料理せよ」と言っています。この桂の意向を受けた森が、東京で中国側の情報も集めて、側近の山田に交渉を指示したのです。

森の電報を受けた山田は、革命支援で志を同じくしていた宮崎滔天とともに南京城内で孫文と会います。孫文は同志の胡漢民を伴い、別室の黄興とも相談して「よろしい。すぐそのことを進めてくれ」と返事をしました。

そして、このあと孫文やその代理の黄興が来日して桂と話合って解決する段取りまで決定したのです。しかし、桂は「大正政変」で内閣を投げ出したあと病床の身となり、結局、この満州買収計画は立ち消えとなったのです。

この満州を日本の領土とする孫文の言動はのちに中国内でも批判の対象となったのですが、孫としては革命達成のためにはなによりも資金と武器がほしく、革命が成れば満州問題は別の方法で解決出来るだろうと考えていたのかも知れません。

日本側では、桂内閣のあとの山本権兵衛内閣では、満州に何で日本が金を出さなくてはならないのだと言う反対の意見が支配してしまいました。当時、政界に大きな影響力を持っていた山県有朋は、満州はもともと日本の勢力下にあるのだから買う必要はない、との意見であり、共和制が天皇制の日本に影響を及ぼすことをおそれ、中国革命支援にも反対だったのです。

このようにして満州買収計画は日の目を見なかったが、1931年(昭和6年)、汪兆銘らが樹立した広東の国民政府で外交を担当していた陳友仁が来日して、当時、若槻民政党内閣の外相だった幣原喜重郎に密かに会って、満州の日本への譲渡を打診しました。

これに対して幣原はこう答えています。「満州を住民ぐるみ買いとることはご免だ。満州住民をことごとく渤海湾に投入して皆殺しにする権利を承認するという条件のない限り、満州とともにその住民をうのみにすることは爆弾を抱えて眠るようなものであるから、タダでも貰い受けません」(幣原『外交50年』)

幣原は、荒れ狂う馬賊がいて治安が乱れている満州ではいくらタダで満州をあげると言われても割に合わないことを知っていたのです。ここで満州支配の話は立ち消えとなったのですが、森と満州との繋がりはこの頃から形作られ、やがて満州事変などを経て強固なものとなってゆくのです。

カレーライス 上戸彩(ウエトアヤ)

2025/07/12 (Sat) 09:34:39

おはよう(笑)
朝御飯
カレーライス

デフレスパイラルの脱却 仲條拓躬

2025/07/12 (Sat) 09:30:01


物価が安くなるにつれて、給料も安くなります。すると、消費者の購買力が落ち、益々、物が売れなくなるのがデフレによる悪循環の構図です。給料が下がっても、物価が安くなっていれば、差し引きゼロになり、生活水準は変わらないはず、モノの値段が下がって、どこが悪いのだろうと多くの人が抱く素朴な疑問だろう。

何年か前はハンバーガーや牛丼をはじめとして、外食産業の値段はどんどん下がりました。ユニクロをはじめ、安くて質のいい衣料品が街にあふれました。マンションの値段が下がり、バブルの頃を思えばローンも随分、安くなりました。衣食住だけでなく、規制緩和の結果、航空運賃などもずいぶん下がったので海外旅行に行く人も大勢いました。

確かに、デフレでそういう面もあるのだが、ここで忘れてならないことが、いくつかあります。私に一番重く圧し掛かるものは、物価がどんなに下がっても、過去の借金は減らないということです。給料が下がれば、ローンが払いきれず、バブルの時に購入したマイホームを手放さなければならなくなるのです。

売却した代金でローンを返せればいいのですが、地価の値下がりでローンが残ってしまうのです。日本での自殺者が激増したのが、持ち家を所有する人が多かったでしょう。デフレがローンを抱えている人の首を締めつけていたのです。

問題は、住宅ローンだけではない。あらゆる場面で生じてくるのです。例えば、月給30万円の方が、月々5万円のローンで車を購入したとする。5万円なら簡単に返せるはずだったのに、デフレで給料が15万円になってしまったら、毎月15万で生活していた方は、毎月5万円を出費するのは容易なことではないのです。

しかも、恐ろしい事に、物価が下がる以上に、収入が落ちる傾向があると言う事です。デフレ時には、企業がどんどん倒産する。要するに、物価は絶対にゼロにはならないが、収入は失業すれば簡単にゼロになるのです。デフレは人々の希望をも奪ってしまうのです。給料が右肩上がりだと思えばこそ、日本人は比較的気軽に借金をして、物を購入しました。

それが、デフレですべてが右肩下がりとなり、お先真っ暗となれば、誰も大きな買い物をしなくなります。それが、正しい自衛策であっても、人々が購入を控えれば、企業の経営状態は益々悪化していくのです。それが、さらに失業者をふやし、デフレはいよいよ加速していくという仕組みなのです。

景気が悪くなり物が売れない⇒売れないから物の値段が下がる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒安く売った分会社の儲けが減り従業員の給与も下がる⇒従業員の家族は苦しくなり、益々、物を購入しなくなる⇒もっと景気が悪化して物が売れなくなる⇒売れないからもっと値段を下げる⇒デフレスパイラル(自爆)

さて、デフレスパイラルからの脱却はうまくできるのであろうか

マングウスが悲惨です 仲條拓躬

2025/07/12 (Sat) 09:28:53


鹿児島県の奄美大島でマングウス根絶作戦を行ったことがありました。外来生物法の特定外来生物に指定されているので、環境省は2015年に根絶を目標に本格的駆除に乗り出しました。初年度は約2000匹を捕獲しました。

マングウスは、ハブの天敵でインドからアメリカ軍の手で沖縄に移入されたものですが、1980年頃から奄美大島にも移されました。国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなどを捕食して問題になりました。

沖縄へ遊びに行った時にハブとマングウスが戦うショウを見ました、その時はアクシデントがあってハブが優勢でマングウスに襲い掛かってしまったのですが(笑)殆どの戦いではハブのほんの一瞬の隙をマングウスが噛みつき、一巻の終りとなるのです。

だが、ここ10年ぐらい前からマングウスは弱くなり始め、最近の勝率は約7割だということです。マングウスは人間にエサを貰い太りすぎて弱くなったと言います。ハブとの戦いは0.0秒の争いですから、肥満化したマングウスは小まわりが利かなくなり負けてしまうというわけです。

外来マングウスの根絶例は、カリブ海の小さな島で報告があるだけなので、奄美大島は山が深いので、毒餌などを検討していると言います。マングウスも可哀相です。自ら来たのではなく、無理やり連れて来られてハブと戦わされて、今度は自分が皆殺しにされようとしているのだから、あまりにも酷すぎます。甘味ある奄美大島ではないことは確かだ。

帝国ホテルの秘密の壁とは 仲條拓躬

2025/07/10 (Thu) 14:49:12


帝国ホテルのエレベーターホールには両端に隠された「壁」があります。「壁」の下にはローラーが付いていて、女性の力でも簡単にガラガラと音をたてて「壁」が出現します。「壁」は左右に計8基あるエレベーターのうち3基だけを囲むようにロビーをピタッと封鎖します。

封鎖されたエレベーターホールからは防弾壁の間を通って、VIP玄関へと続いています。一般のゲストには公開しないVIP専用の出入り口を持っているのは帝国ホテルだけでしょう。これまでも、来日記念晩餐会に訪れたエリザベス女王、ブッシュ米大統領など国賓級のゲストは、必ずこの<VIP玄関>を利用しています。

VIP玄関の前に車で到着した特別ゲストたちは、一般客の目に触れることなく、「壁」によって守られた3基のエレベーターを独占することができるのです。「壁」は普段、エレベーターホールの両端に隠されています。

VIP来訪時には8基あるエレベーターのうち3基を囲むように封鎖しています。しかも周囲の環境と色も形もまったく同じなため、一般の宿泊客達はエレベーターホールには5基のエレベーターしかないと思うのです。

反対側からでも、「壁」しか見えず、通路を間違えたと判断するだけです。偶然にも、テロリストグループが「壁」のシステムに気がつき、サブマシンガンをぶっ放したとしても、その音さえVIP達には聞こえないだろう。

「壁」は鉄板や防弾チョッキにも使われるケプラ繊維などの6層構造になっているからです。そのため帝国ホテルのロビーアテンダント課のスタッフ達は―――ゲストの前では決して口にはしないのですが―――この「壁」を<防弾壁>と呼んでいるそうです。

ちなみに帝国ホテルで懇親会に参加した時、懇親会会場にはスーツに目印をつけていないとガードマンがいる懇親会場入り口から入れないようになっています。手荷物もすべて懇親会場には持ち込めないのです。徹底していてすごいと驚きました。

イランへ核攻撃を行う 仲條拓躬

2025/07/09 (Wed) 07:30:42


アメリカ軍特殊部隊がイランの国内に入り、放射能測定機を使用して核開発が行われている施設を探していました。外交交渉でのイランの出方次第では、核施設にミサイル攻撃を行うとしていました。そして、イスラエルの先制攻撃が始まりました。

アメリカ軍もイランへ核バンカーバスターを使用して、ナタンズという場所の深い地下に通常のミサイルでは破壊出来ないので、破壊力の大きな小型核兵器「バンカーバスター」を使用しました。世界が反対しても単独でイラクを攻撃したのだから、イランに対する攻撃も世界が反対しても行うという事が予想できました。

地下何メートルも堅いコンクリートで固められた要塞まで穴を穿って侵入し、そこで火薬を炸裂させる「バンカーバスター」とイランの核兵器の問題では国連による査察を通じて解決していくべきであり、決して武力攻撃をしてはならないと訴えてきたのだが、回避できませんでした。

多数の民間人にも被害が出ました。武力紛争やテロの背景となる根源を無くしていかなければ、真の問題解決にはならないと思うのです。現在必要なものは、軍事力ではなく人道支援を中心とした安全保障だと思うのです。

武力による手段は国と国との関係を決着させることは出来るかもしれませんが武力行使の過程では多くの無辜の民が戦闘に巻き込まれ、命を奪われるのです。戦争は、弱い立場の市民を傷つけ、憎悪を生み出すものなのです。

かつての湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の放射性物質によりイラクの多くの子どもたちが白血病などで苦しめられています。正義の戦いなどはあろう筈がないのです。

SATとは 仲條拓躬

2025/07/09 (Wed) 07:29:12


SATとは、特殊突撃部隊と称され、警察が極秘にする対テロ特殊部隊のことです。もともと警視庁の第六機動隊と大阪府警第二機動隊にそれぞれ40名ほど配属されていた部隊である。

1995年の全日空機ハイジャック事件で、外部から航空機のドアを開けるという特殊技術を披露して突入したのが、ロッカチュウという暗号で呼ばれていた警視庁第六起動対に属する特殊部隊だった。

この時、警視庁警備局長と北海道警察本部長との電話による直接協議でロッカチュウの派遣を決めたが、警視庁警備部だけは反対した。長年秘匿していた特殊部隊を公にさらすことを嫌がったからです。

それから1996年4月、対テロ舞台は新しく増強されることになった。警視庁と大阪府警のそれぞれ中隊40名に加え、北海道警、愛知県警、神奈川県警、千葉県警、福岡県警にも新しく対テロ特殊部隊が創設されたのです。警視庁はこれら計190名ほどの舞台を初めて正式にSATと呼称しました。

人の心は 仲條拓躬

2025/07/09 (Wed) 07:26:58


人は、弱いものです。それを頭に置いていないと、とんでもない行動を起こす事が有る。切羽つまればどんな人でも判断を誤る。ビジネスでも、友達関係でもあるものです。危ない所からはなるべく仕事をもらいたくないし、苦しい相談は受けたくない。

仕事をもらうことがリスクになる事や、同じ苦しさを味わう事になるかもしれない。暫く音信不通だったところからまとまった仕事を頂いたり、友達から相談を受けたりすると、この時世、貯蓄もない私は、まずいなぁ~どうしようかという思いになる。

疑うことはリスク回避策であることは確かです。そして自分も疑われている。人の心が見えなくてよかった。人の能力や思考は計測不能です。この、計測不能である部分が、様々なドラマを生み出している。人を動かせば奇跡も起こる。

人を動かすとは、人を感動させて、アクションを起こさせ、その人の計測不能な部分を引き出すことである。自ら多くを感じ、アクションを起こす。それは奇跡を起こすチャンスなのです。


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