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日本と国民及び米国との相違 仲條拓躬

2025/12/13 (Sat) 09:11:19


ソ連が仲介とする和平工作というのは非常に微妙で、日本の敗戦が濃くなってきて急に出たものではなく、戦争が始まって間もなくすでに始めていたのです。日本の当時の政府首脳たちは、実に不可思議なぐらいソ連に対する親近感を持っていて、ソ連とは日ソ不可侵条約を結んでいるのでソ連を仲介とする和平というのが可也早くから考えられています。

この中心人物が木戸幸一で、これに反対するのが皇道派の流れをくむ人達です。つまり、近衛文麿以下、小畑敏四郎、石原莞爾、吉田茂です。こういう人たちはソ連を仲介とする和平には反対であるということをはっきりと言っています。

とにかく木戸幸一を中心としたソ連に仲介を依頼する工作が、昭和19年(1944)ぐらいから始まっているわけです。そういう工作の一端がこの6人の戦争指導会議に持ち込まれています。そこで、鈴木内閣の戦争指導会議の6人は、いざというときにはソ連を仲介とする和平工作をやるということを6人だけの秘密の条件として決めている訳です。

大東亜戦争の最初の目的は、国体を護持し、皇土を保護することではなかったわけです。大東亜共栄圏を確立して、植民地支配から白人を追い払って八紘一宇の精神に基づくアジアをつくると言うのが、大東亜戦争の目的であると決めたわけですが、そんなのは一切止めたと鈴木内閣は宣言したわけなのです。

その代わり、戦争の目的を国体の護持と、皇土の保護という2点に絞ったわけです。アメリカがこれをよく読めば、「日本は国体の護持が目的だな、これさえ認めれば降伏する」と思うに違いないと鈴木首相は考え、それでこれを採択したと言っています。

しかし、アメリカにはそれが通じなかったのです。同時に、日本国内でも通じませんでした。このようなことに気がつく人は殆どいませんから、「あくまで戦争を完遂し」という言葉の方に重点がかかり、大本営は天皇命令として本土決戦をやって最後の一兵まで戦う、というふうに受け取ったわけです。

天皇はいつもの無言のまま御前会議の国策決定を承認します。そして、天皇はその国策決定の書類を持って帰って来て、木戸がいかがでございましたかと聞きますと、めったになかったことだそうですが、その書類をぽんと投げ捨てて、こんなものが決まっちゃったよと言ったといいます。

そのとき木戸は、陛下はこの決定、つまりあくまで戦争を完遂していくということを認めておられない、反対なのだと受け取った。それから木戸は和平工作を自分なりに始めたといいます。

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2025/12/09 (Tue) 20:14:15

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糖尿病がよくなる 仲條拓躬

2025/12/09 (Tue) 08:12:28


私の周りには糖尿病に罹患している方が多いです。私も他人ごとではないので糖尿病という病気には関心を持っています。なぜなら、私が罹患した「がん」という病気はいずれ克服され、不治の病ではなくなる時代がもうすぐ来るはずだと考えていたからです。

実際、癌にまつわる研究や治療法はこの数年の間でも大きく進歩しています。今でこそ、ガンは日本人の死因の1位であり、国民病と恐れられていますが、近い将来にがんが怖い病気ではなくなる時代がくるでしょう。そうなった時に、次に何が社会にとって最もインパクトのある病気になるかと考えると、真っ先に思い浮かんだのが糖尿病でした。

糖尿病の有病者は全国に1千万人います。予備軍も加えると、2千万人になります。我々がこのままの生活を続ければ、今後も確実に増えるでしょう。多いのは数だけではありません。医療費を考えると、実はがん以上に負担が大きいのです。

現在一般的に行われている糖尿病の治療は、生涯、薬を飲み続けるというものです。40代で糖尿病になれば、その後、30年、40年、50年と薬を飲み続けなければなりません。たとえひと月分の医療費はそう高くなくても、1年分、10年分、30年分と積み重なれば、かなりの金額になります。

たとえば、月に1回診察を受け、飲み薬(血糖降下薬)を2種類飲んでいれば、医療費は月に5千~6千円ほどかかります(3割負担の場合の自己負担分)。飲み薬に加えてインスリン注射も打っていれば、月額の医療費は自己負担分のみで1万円ほど(3割負担として)になります。

そうすると、1年間で、飲み薬のみでも6万円~7万2千円、インスリン注射も加わると1万円、10年間となると6~22万円、あるいは120万円、30年続いたら180~216万円、あるいは360万円です。

さらに、合併症があると、医療費は格段に膨れ上がります。なおかつ、合併症の数が増えるにつれて、医療費も上がっていきます。ですから、糖尿病になったがためにその人が生涯で支払わなければならない医療費というのは、かなりの金額になるのです。

一方、国全体の医療費は、糖尿病のみで1兆2239億円かかっています。これは、厚生労働省が公表している「平成25年度 国民医療費の概況」の傷病分類別の額を見たものです。悪性新生物(がん)の欄を見ると、3兆8192億円なので、「がんのほうが3倍も多いじゃないか」と思うかもしれません。

でも、糖尿病の先に腎不全や神経障害、さまざまな血管病が起こることを考えると、糖尿病によって生じる医療費はもっと多いはずです。こうしたことから、がんが怖い病気ではなくなった後、社会にとって影響の大きい病気となるのは間違いなく糖尿病だろうと考えていました。そのこともあって、糖尿病の研究に真剣に取り組む医者が増えたのです。

糖尿病は歩くだけで良くなったとよく聞きます。以前からの知り合いでHbA1cが8~9%台の人がいました。その方は懇親会でよく合い、ほぼ毎日飲んでいました。毎回2500キロカロリーもあるコース料理を食べていたら、当たり前と言えば当たり前ですが、1年で一気に15キロも太り、糖尿病になってしまったそうです。

当時、その方は多くの協会関係の役職の仕事をされていたこともあり、「このままではいけない」と困っておられました。そこで、「1日1万歩くことを日課にしたら、血液検査の数値が全部良くなった人を知っていますよ」とお伝えしたところ、その方は本当に毎日1万歩を歩いたのです。

朝晩、万歩計をつけてトータル1万歩、歩き続けたら、あっという間に体重が15キロ減って元に戻り、筋肉質になっていきました。そして、8~9%台だったHbA1cは正常値である5%台にまで下がり、空腹時血糖値も90m/2前後になったのです。

その方の場合、食事は相変わらずでした。懇親会で残さずコース料理を食べる量こそ多少は少なくなったものの、お酒も好きな方なので、毎日の飲酒は欠かさず続けていました。それでも、体重は落ち、血糖値もHbA1cも良くなったのです。

しかも、肝機能をあらわす数値など、血液検査の他の項目も良くなっていました。そんな自身の経験を受け、その方は、「歩けば良くなるとは本当だった」と、まわりの人たちにも毎日歩くことを勧め、実際に他の人たちも実践したところ良くなったのです。歩きすぎると膝が壊れることもあるので気を付けましょう。

糖尿病の特徴 仲條拓躬

2025/12/09 (Tue) 08:11:04


1型糖尿病の最大の特徴は、インスリンが出ないことです。1型糖尿病の人はインスリンの分泌がゼロなので、体の外からインスリンを補充しなければ命を維持することができません。逆に言えば、インスリンさえ適切に打てば、普通の生活を送ることが可能です。

また、以前はペン型の注射器を使って1日複数回自分でインスリンを注入する方法しかありませんでしたが今は、インスリンポンプと呼ばれる小さな装置をつけて皮下に持続的に少量のインスリンを注入する方法(インスリンポンプ療法)もあります。この方法であれば、1日に何度も注射する必要はありません。

2型糖尿病はインスリンの病気というよりミネラルの病気だといいます。1型糖尿病に関しては、完全にインスリンの病気です。1型糖尿病の発症は子どもに多く、GTFが消費されているとは考えにくいからです。では、なぜインスリンの分泌がゼロになってしまうのでしょうか。

2型糖尿病の場合、糖尿病になりやすい体質に、良くない生活習慣が重なって発症するのですが、1型の場合は、生活習慣は関係ありません。インスリンをつくっている膵臓のB細胞が破壊され、インスリンをつくれなくなることが原因です。

膵臓の細胞が破壊される原因で最も多いのは、免疫異常です。本来ならば体にとって害となる異物を捕まえ、攻撃することで体を守っている免疫細胞白血球が、インスリンを異物と認識して攻撃してしまうため、その大本であるB細胞が破壊されてしまうのです。

自己と非自己の区別を間違ってしまうという意味で、1型糖尿病も、関節リウマチ(免疫系が関節内に炎症を起こし、骨や軟骨を壊してしまう病気)などと同じ「自己免疫疾患」と捉えられています。ただし、 なぜ免疫細胞がインスリンを異物とみなし、細胞を攻撃してしまうのか、その理由はいまだにわかっていません。

風邪などのウイルス感染がきっかけとなって1型糖尿病を発症するケースも報告されていますが、その因果関係についてはまだ研究中です。また、1型糖尿病のおよそ9割は、こうした自己免疫の異常によるもの(自己免疫性) ですが、残りの1割は、「特発性」と呼ばれ、原因がわかっていません。

病気の進むスピードも、1型糖尿病と2型糖尿病では異なります。2型糖尿病の場合、気づかないうちに発症し、自覚症状もほとんどないまま、年数をかけてゆっくりゆるやかに進行していくのに対し、1型糖尿病は急激に発症し、急速に進みます。

2型糖尿病では痩せていくのは重症化してからですが、1型糖尿病の場合、インスリンが出ない為に細胞にブドウ糖が取り込まれないので、早い段階から痩せていきます。また、ブドウ糖をエネルギーに変えられないわけですから疲れやすく、血糖が尿として流れ出ていくため「尿の量が多い」「喉が渇く」といった症状も、1型糖尿病でよくみられる症状です。

1型糖尿病は、その進行スピードによって、「劇症1型糖尿病」「急性発症1型糖尿病」「緩徐進行1型糖尿病」の三つに分けられ、なかでも劇症1型糖尿病は発症してから1週間前後でインスリンがまったく出ない状態に陥ります。発症時の平均血糖値は800mほどと高い一方で、HbA1cはそう高くはありません。

劇症1型糖尿病ではほんの1週間ほど前までは血糖値は正常なので、過去1、2か月の血糖値の平均が示されるHbA1cには表れないのです。それだけ急激に発症するということです。この劇症1型糖尿病の9割は20歳以上で、発症時の平均年齢は30~40代と、大人に多いという特徴もあります。

一方、1型糖尿病のなかでもっとも多いのは、急性発症1型糖尿病です。糖尿病の症状が出はじめてからおおよそ3か月以内にインスリンがまったく出ない状態に陥ります。そして、緩徐進行1型糖尿病は、半年から数年かけてインスリンを分泌する能力が低下していくタイプです。

そのため2型糖尿病と似ていますが、免疫細胞が膵臓の細胞を攻撃するときにできる自己抗体の有無を調べることで、緩徐進行1型糖尿病かどうかを診断することができます。なお、急激に発症する劇症1型糖尿病では、自己抗体は見られません。つまり、自己免疫性ではなく、原因不明の突発性の1型糖尿病なのです。

日本初の女性首相 仲條拓躬

2025/12/09 (Tue) 08:05:54


世界には、女性の首相が誕生した国が少なくありません。ドイツのアンゲラ・メルケル氏、イギリスのマーガレット・サッチャー氏、テリーザ・メイ氏、リズ・トラス氏、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン氏です。

高市早苗氏は第104代首相に指名されました。日本では女性の首相就任は初めてです。自民党と日本維新の会の連立政権となりました。初閣議で物価高に対応する経済対策の策定を指示して株価が上がりましたが、近隣諸国との外交関係が難しい状態です。

過去に、小泉氏は、女性からの圧倒的支持を受け、マスコミからも支持を受ける日本では珍しい首相でした。安倍氏、麻生氏、福田氏、甘いマスクで世間を魅了したが女性問題で墓穴を掘った、菅直人氏、そして、私が若かったころ、よくお会いして一緒に呑んだ、小沢一郎氏なども首相の期待が高かったが、体力を無くしてしまいました。

首相に限らず、日本の議員は皆スキャンダルで終わります。アメリカの、クリントン元大統領は、フリントンだの、ゼツリントンだの言われても、スキャンダルを見方にして更なる支持を集めていました。私生活と仕事は別問題なのです。

ブッシュ元大統領も、幼少の頃は警察のお世話になっていたらしい。しかも、大学時代にブッシュ元大統領を教えていた日本人講師は「危ない思想を持っているので」単位をあげなかったそうですが何故か卒業できたとテレビ番組で暴露していました。ブッシュ大統領の成績表はトップシークレットです(笑)

菅氏や宇野氏など、愛人関係のスキャンダルというのは政治家にとって脱税や献金と並ぶ最大の心配事であるのですね。今の国会で野党ができることと言ったら発言や不祥事を追求することくらいで、政策案について話し合っても所詮は野党です。これからも、揚げ足の取り合いでしょう(笑)

三大合併症が起こる理由 仲條拓躬

2025/12/03 (Wed) 20:12:15


糖尿病は血糖値が高い状態が続いてしまう病気ですが、その怖さは、多彩な合併症にあります。なお、合併症とは、ある病気に伴って起こる病気のことです。つまりは、糖尿病に伴って起こる、新たな病気のこと。

糖尿病は初期こそほとんど自覚症状はなく、「糖尿病」と診断されても、痛くもかゆくもないものだから、そのまま放置してしまう人が多いのですが、高血糖状態が長く続くと、血管が傷つき、血流が悪化し、さまざまな合併症を起こすようになります。

なかでも、代表的なのが、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」の三つです。糖尿病に特有の合併症で、三大合併症と呼ばれています。いずれも、長年高血糖状態が続くことで、細い動脈や毛細血管がじわじわとダメージを受け、詰まったり血液が漏れるようになったりした末に起こる病気です。

目の奥にある網膜には、光や色を感じる神経細胞が敷き詰められていて、その神経細胞に酸素と栄養を送るために毛細血管が張り巡らされています。高血糖状態が続くと、まず細い血管からダメージを受けるので、毛細血管が集まっている網膜も、真っ先に影響を受けやすいひとつです。

そうして、網膜に張り巡らされた毛細血管がダメージを受けて詰まったり出血したりして起こるのが糖尿病網膜症です。糖尿病網膜症は、早期にはほとんど自覚症状がありません。気づかないうちに進行していることがあるため、糖尿病の人は眼の状態も定期的に調べることが大切です。

重症化すると、視力が低下したり、飛蚊症といって黒い虫のようなものが動いて見えるようになったり、最悪の場合、失明することもあります。腎臓は、血液をろ過し、必要なものは再び血液として戻し、要らないものは尿として出しています。

ろ過するフィルターの役割を果たしているのが、腎臓の糸球体と呼ばれる部分で、毛細血管が糸玉のように丸まったものです。高血糖状態が続くと、この糸球体にもダメージが生じるので、腎臓のろ過機能が低下してしまいます。そうして、糖尿病腎症を起こすのです。

糖尿病腎症が進むと、本来は体にとって必要なはずのタンパク質が尿に漏れだすようになり、さらに重症化すると、ろ過機能をほとんど果たせなくなり、血液中に老廃物がたまり、尿毒症と呼ばれる症状を引き起こします。

そして腎臓がほとんど機能を果たせなくなると、人工的に血液をろ過する人工透析が必要になります。もうひとつの糖尿病神経障害は、高血糖状態が続くなかで、体の各部分に張り巡らされた末梢神経に酸素と栄養を届ける血管がダメージを受けたり、神経細胞の中に不必要な物質が溜まったりした結果、末梢神経に障害が起こる病気です。

三大合併症のなかでも最もよく起こる合併症です。糖尿病網膜症や糖尿病腎症は初期にはほとんど自覚症状がありませんが、糖尿病神経障害の場合、初期から手足のしびれという形で自覚症状が現れることが多いので、ほかの二つに比べるとご自身で気づきやすいと言えるでしょう。

ただ、神経障害が進むと、感覚が鈍くなるので、痛みや熱さも感じにくくなり、ケガや火傷をしても気づかずに悪化させてしまい、潰瘍ができたり壊疽(組織が腐ってしまうこと)ができたりして、足の一部を切断せざるを得なくなることもあります。

そのほか、糖尿病は、心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症(足の梗塞のこと)といった動脈硬化をベースとした病気、高脂血症(脂質異常症)、脂肪肝、白内障、感染症、皮膚病(真菌症、潰瘍、水疱症など)、骨減少症、認知症といった病気の発症リスクも増やします。

糖尿病に伴って起こる病気と言えば三大合併症が有名ですが、ありとあらゆる合併症が起こってもおかしくないといいます。現に、多様な病気の発症リスクを引き上げることがさまざまな研究で明らかになっていますし、そもそも糖尿病になるとブドウ糖を正常に使えなくなるわけです。そうすると、各細胞でエネルギーが不足し、良くないことが起こるのは想像に難くありません。

我々の使命とは 仲條拓躬

2025/12/01 (Mon) 19:55:57


果たして、アメリカはイランに振り上げた拳を下ろせるのでしょうか?北朝鮮は、相変わらず危ない動きが続いています。今の日本国民は、イランと米国が戦争になっても所詮他人事で税金を使ってアメリカの艦船に給油するくらいで、直接の影響はないと思っているのかな?

まぁ~それは置いといて、北朝鮮の方は、これ以上追いつめたら、日本は直接の影響を受けるでしょう。北朝鮮の兵力がアメリカ本土を直接攻撃することは難しいので、標的になるのは日本です。日本には、多くの北朝鮮スパイが潜入して工作活動をやっていることは事実です。さらに、中国との関係が険悪ムードです。どうなってゆくのであろうか。

陸続きの韓国を攻撃することは中国やロシアに対しても難民で影響を及ぼすわけだから考えにくいでしょう。となるとターゲットとなるのは日本しかありません。アメリカとの駆け引きの道具として日本を攻撃する可能性はかなり大きいと思います。

一連の国際紛争に対する報道や国全体の動きを見ていると日本人という民族の国際感覚の欠如を感じさせられます。現在アメリカ国内ではベトナム戦争以来、と言われる反戦運動が起こっていますが、それでも百万人規模です。

二億を越えるアメリカの全人口の1パーセントにも満たない人間が反対しているだけで、大半のアメリカ人はイラン攻撃に反対していないのは事実です。日本が大東亜戦争に負けたのは圧倒的な物量の差もありましたが、そういうことを含めた情報戦の差でもあった。

つまり日本は相手側の兵力その他の分析に必要な情報収集が下手であり、分析も不十分であったために相手方の兵力を的確に把握することが出来ず、結果敗戦に繋がったというものです。情報を集めて分析をし、的確な対処方法を講じるという行動が日本人は本当に苦手なようです。島国であるがゆえの国際感覚の欠如、決断力の無さなどが今の日本です。

一言で言えば、日本人は対外的なアピールが下手だということではないでしょうか。過去のイラク攻撃のときでも、イランとの揉め事に関しても世界的に見て日本が最も仲裁役に適していると思うのです。

アルカイダやパレスチナ、その他、中東での紛争には何千年も前から続く宗教戦争的な意味合いが色濃くあり、アメリカと同じキリスト教国のヨーロッパ諸国ではなかなか中立の立場での仲裁は難しいと思われます。日本ならばアメリカとも、中東諸国とも中立の立場で話が出来るハズなのに、アメリカに追随するだけなのです。

特にイラン攻撃問題に関しては国としての態度を決める事すらできない。こういう時こそ世界に対して日本という国の存在をアピールする絶好のチャンスなのに、残念です。こうした政府の態度を批判する事は簡単です。だが、政府というものは国民の命を預かっているのです。命をかけて対処して欲しいのです。

国民一人一人が個人としての存在を自覚し、自分なりの視線、自分なりの方法で情報を集め、分析し、行動するという事ができるようになれば必ず日本は変わります。未来の子供たちにとっても住みやすい国にしなくてはいけないのです。そのためには政治に無関心ではいけません。これは、現在生きる我々の使命なのです。

時空のゆがみで宇宙を見る重力波 仲條拓躬

2025/12/01 (Mon) 19:54:53


重力波は、大きく報道されている通り、2015年以降のこの分野の進展はただ怒濤という言葉しか思い当たらないといいます。重力とは時空構造のゆがみであった。なにも物質がない真空であっても、そこにわずかな時空のゆがみがあると、それが波となって光速で伝わることがアインシュタイン方程式から示されます。これが重力波です。

ブラックホールや中性子星などの二つの超高密度星が連星を組んでいると、ぐるぐる回る二つの星の重力のために周囲の時空構造がめまぐるしく変わります。これが重力波となって四方八方にエネルギーを持ち去ることになります。 二つの連星はエネルギーを失うと、その距離を縮めていき、やがて合体して一つになります。

その際に最大強度の重力波が放出される事になります。重力波自体は一般相対論の完成直後の1916年にアインシュタイン自身が予言したものです。そして遠方のブラックホールや中性子星の合体からの重力波を地球でとらえようという試みも長年行われてきました。

一辺数キロメートルの距離で人工レーザー光を飛ばしている状態で、そこに重力波がやってくると、時空のゆがみによってわずかにレーザー光が通過する経路の長さが変わります。これを検出しようというものです。

だが、地球に届く重力波によって空間の長さが変わるその割合はわずかに10の2乗分の1ほどで、数キロメートルの光の経路に生じる長さの変化量は原子核の中にある陽子の大きさのさらに1000分の1という小さなものになります。

1990年代、すでに日米欧でレーザー重力波検出器のプロジェクトが進められていたのですが、正直言って重力波が検出できるのは遠い将来の話という印象でした。当時、暗黒物質の正体解明と重力波の検出と、どちらが早く実現するか、という賭けをする科学者たちがいたといいます。多くの科学者は暗黒物質の方に賭けたといいます。

だが、2000年代に入り、特に米国のLIGO実験で急速な感度向上が実現し、ついに2015年9月、30太陽質量ほどの二つのブラックホールの合体による重力波が検出されてしまいました。LIGOが目標到達感度に達したと聞いてからほどなく、あっけないほど早く実現したという印象でした。

信念を持って大勢で力を合わせれば、人間に不可能な事などないのだという気持ちにさせてくれるほどの快挙と言えます。そしてこの発見が公表されたのは2016年、アインシュタインが重力波を予言してから丁度100年後というのもなにやら出来すぎた話です。

これによって、相対性理論の正しさが改めて証明されるとともに、ブラックホールが本当に存在するという、これまでで最も強力な証明が得られたことになります。そして2017年の夏には、今度は中性子星同士の合体からの重力波が検出されました。

ブラックホール同士の合体では電磁波でなにか光ることは期待できないが、中性子星同士の合体では一部の物質が外に飛び出し、電磁波でも光ることが期待されていました。そして世界中の天文台や人工衛星が望遠鏡を向けたところ、予想通り、中性子星から飛び出した高密度物質が原子核崩壊の熱で温められて光る現象が可視光で観測されました。

星の内部で安定して起こる核融合反応では、原子核として最も安定した元素である鉄までしか生成されていません。だが自然界には、鉄よりはるかに重い金やウランなどの元素が存在します。これらは爆発現象など、なんらかの不安定で突発的な現象から作られる必要があります。その候補として、超新星や連星中性子星合体が長年議論されてきました。

中性子星合体からの可視光放射は、この説を強く裏付けるものとなりました。この数年の重力波天文学の誕生と進展は、物理学や天文学の歴史の中でも数十年に一度あるかないかという、大変なものです。だが、ここまで素晴らしいと少しぐらいケチをつけたくなる科学者がいます。確かに素晴らしい成果だが、あまりに予想通りすぎて面白くないのです。

一般相対性理論はやはり正しい、アインシュタインはやはり偉大だ、というだけでは新しい知見は得られません。太陽からのニュートリノを測ってみたら予想の半分しかなかった、というような予想外のことが起きてくれた方が、研究者は色めき立つものです。

それはどうしてだろう、と考えるところから次の科学の発展が始まるからです。もちろん、重力波天文学はまだ始まったばかりです。いずれ、そのような予想外の展開、例えば一般相対性理論の予想からのズレが検出されるといった驚きのニュースが聞けることを楽しみにしている科学者がいるのです。

ニュートリノは新しい宇宙を見る目 仲條拓躬

2025/12/01 (Mon) 19:53:09


宇宙を見る目はいまや電磁波だけではありません。光速でまっすぐに進む波や粒子であれば、光と同じように宇宙を見ることができるはずでしょう。そのような宇宙からのメッセンジャーとして長年期待されてきたのがニュートリノと重力波です。

両者とも物質に対する透過力が強く、高密度天体の中心部など、光では吸収されてしまって見えない領域をさぐることができます。だが、透過力が強いということは物質との相互作用が弱いということでもあり、それだけ検出器に与える信号も小さくなります。

利点は欠点の裏返しということでしょう。それでも宇宙からのニュートリノは1970年代にはすでに検出されていました。太陽からのニュートリノです。太陽のエネルギー源は水素原子核(=陽子) 四つを、2個の陽子と2個の中性子からなるヘリウム原子核に変える核融合だから、2個の陽子を中性子に変える必要があります。

このベータ崩壊とは逆の反応により、必ず電子ニュートリノが2個放出されるはずです。これを初めてとらえたのは米国サウスダコタ州のホメステイク鉱山地下に設置された、テトラクロロエチレンを蓄えた巨大なタンクでした。

この物質はドライクリーニングでも使われる安価なものであり、塩素を含んでいます。ニュートリノがやってきて塩素と反応すると、今度は逆に塩素原子核中の中性子が陽子に変わり、原子番号が一つ増えたアルゴンに変わります。これを化学的に検出したのです。

この実験を率いたレイモンド・デービスには小柴昌俊氏とともに2002年のノーベル物理学賞が与えられました。だが、この栄光の実験も、実現までにはいろいろと障害があったといいます。その一つは、予算獲得までに浴びた「出ているとわかっているニュートリノを検出して、それで新たになにがわかるのか」という批判であったというのです。

当時すでに、太陽のエネルギー源は疑いなく水素の核融合であると考えられ、そこからニュートリノが出ることも、原子核物理学の知識から当然のことと思われたのです。大きな予算を使う巨大科学実験が認められる際に、その科学的意義について厳しい審査が行われるのは当然です。その意味で、この批判は決して間違ったものではないでしょう。

だが、結果的には、自然界とはこのような安易な人間の予想をはるかに上回るものであることを証明することとなったのです。実際に太陽からのニュートリノ放出量を測ってみると、予想の半分程度しかなかったのです。この不可思議な結果が現在ではニュートリノ振動という現象で理解されていることは有名です。

ニュートリノに質量があると、飛んでいるうちにニュートリノの種類が変わることで、あたかも減ったように見えます。「あたりまえと思われていること」をきちんと検証しようという姿勢が、ニュートリノの質量の発見という基礎物理学上の大成果に繋がった事になる。

太陽ニュートリノに続いて、1987年には超新星からのニュートリノも検出され、ニュートリノ天文学の幕が開きました。ただし銀河系や、(超新星1987Aが発生した) 大マゼラン雲という、宇宙の中で見れば我々のごく近傍で超新星爆発が起きなければニュートリノは検出できません。そのような現象は数十年に一度と言われています。

事実、超新星1987Aを検出した旧カミオカンデより10倍大きなスーパーカミオカンデが稼働してすでに20年以上が経ちますが、その後、いまだに超新星からのニュートリノは検出されていません。もし銀河系内で起きてくれれば、実に数千個ものニュートリノが検出され、天文学者が狂喜乱舞するはずでしょう。

近くで起きた一つの超新星からのニュートリノをとらえるというのではなく、宇宙の長い歴史の中で蓄積されてきたニュートリノをとらえるという可能性も考えられています。初代の星や銀河が形成されて以来、無数の超新星爆発が無数の銀河で発生し、その度に、ニュートリノが放出されてきました。そのようなニュートリノは一部屋に一つほどの密度で、この宇宙を光速で飛び交っているはずでしょう。

遺伝するがん 仲條拓躬

2025/11/28 (Fri) 21:36:57


2013年、ハリウッドの女優、アンジェリーナ・ジョリーは、乳がんを予防するため両側の乳房を切除したことを公表しました。その2年後には、卵巣癌を予防するため、卵巣を摘出する手術も受けました。その時点では乳がんでも卵巣がんでもなかったのですが、ガンになる危険性が高いと判断されたからです。

ではなぜ、「がんになる危険性が高い」とわかったのだろうか?遺伝学的検査で、「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」という病気であることが判明したからです。主にBRCAという遺伝子に変異(特定の変化)があるために、細胞が癌化しやすくなる病気です。

BRCA遺伝子にはBRCA1とBRCA2の二種類があり、この遺伝子に変異を持つ人が70歳までに乳がんにかかる確率は、それぞれ57パーセントと40パーセント、卵巣がんにかかる確率は、それぞれ40パーセントと18パーセントとかなり高いのです。

また、乳がんにかかる年齢も一般的な人口より若い傾向にあり、また両側の乳房に発生する人は三割に及びます。この変異遺伝子は、一定の確率で子に引き継がれます。よって遺伝性乳がん卵巣がん症候群は、「遺伝するがん」の一つです。

他にも、このタイプの病気がいくつかあります。 家族性腺腫性ポリポーシスは、60歳までに100パーセント大腸がんにかかる病気です。APCという遺伝子に変異があるために、大腸粘膜の細胞ががん化しやすいのです。大腸がんを予防するため、20代で大腸をすべて摘出することが推奨されています。

また、リンチ症候群は、大腸がんや子宮がん、卵巣がん、胃がんなど、様々な癌にかかりやすい病気です。「ミスマッチ修復遺伝子」というグループの遺伝子に変異があるため、全身のさまざまな細胞ががん化しやすくなっています。

誤解されやすいのですが、この種の遺伝するがんは、俗にいう「がん家系」のことではありません。家族内にがん患者が多いだけで、特定の遺伝子が原因の遺伝性疾患を疑うことはないのです。

二人に一人は癌に罹患するといわれるほど癌患者が多い時代で、かつ長年の生活習慣が似た家族内において、複数の人が癌にかかることは全く珍しくないからです。よって、家族の病歴などから、遺伝性のがんが強く疑われる限られた場合のみ、厳密な基準に基づいて遺伝学的検査が行われるのが通例です。

癌にかかりやすい遺伝子変異の存在は、血縁関係にある人たちの心理にも、本人の結婚や就職などのライフイベントにも影響を与えることでしょう。専門医や専門看護師、 認定遺伝カウンセラーなどと、時間をかけて十分なカウンセリングを行った上で、慎重に検査を進めていくのが一般的です。

我々の体は、受精卵というたった一つの細胞からできたものです。体を構成するすべての細胞は、一つの受精卵が分裂した結果として生まれたものです。各細胞には、体を形作る設計図があります。人間の設計図はDNA(デオキシリボ核酸)という化学物質でできていて、これが暗号のように情報を保存しています。

だが、改めて自分の体を見ると、もともとたった一つの細胞から分かれてできたという事実を疑ってしまうほど、各部位が違ったつくりをしています。目、鼻、口、手足、胃や大腸、肺、心臓など、それぞれがあまりにも異なる外観と機能を持っています。それゆえ、これらの臓器を構成する細胞は、それぞれが別々の設計図を持っていると誤解しがちです。

つまり、目の細胞たちは目専用の設計図を持ち、胃の細胞たちは胃専用の設計図を持つ、と考える人が多いのです。だが、そういうわけではないのです。我々の体を構成するすべての細胞は、オリジナルの受精卵と全く同じ設計図を持っています。

ではなぜ、これほど異なる機能を持つ臓器が出来上がるのか。実は、それぞれの細胞が設計図のどこを参照するかが違うからです。ざっくり説明するならば、分厚い冊子のような設計図のうち「大腸では第3章と第30章と第300章を参照し、それ以外は参照しない」といったルールが決まっているのです。

ここでいう「第3章」「第30章」「第300章」という各章が、各種の遺伝子に相当します。人間の場合、章は全部で約2万2000あります。厳密には、章立てされた2万2000セクションは冊子全体のわずか数パーセントほどを占め、残りは「前書き」とか「後書き」とか「索引」とか、補助的な頁があるのです。

少しややこしい話ですが、重要なのは、すべての細胞が同じ設計図、同じ遺伝子を持っていること、置かれた場所で必要な遺伝子だけが働き、不要な遺伝子は働かないということです。細胞の中で遺伝子は高度に制御され、各々がスイッチオンあるいはオフになることで、異なる振る舞いができるのです。

(※赤血球と血小板は核がないため遺伝情報を持たない。また、精子と卵子はそれぞれ次世代に引き継ぐ半セットの遺伝情報を持つため、例外です。)


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